日本海にスロージギングに行ってきました
今回お世話になったのは江崎港から出船の芳美丸です。
芳美丸といえば『船長が怖い』と広島界隈でまことしやかに囁かれている遊漁船。
こないだタラを釣りに行った時にも、ご一緒した方に『あそこの船長怖くないですか…?』と
夫が聞かれたそうですが、芳美丸の和田船長は別に怖くはありません。
ただ容赦がないだけです。
そんな和田船長と芳美丸ドMヒエラルキー筆頭・有福副船長、そして私と夫を含むお客さん7人で
朝5時半に江崎港を出発しました。目指すは見島沖です。
この日は午後から風が出る予報だったので、少なくとも午前中は安心していられそうです。
曇っていてとにかく暗いのでグローの強いジグを落として釣りを開始しました。
しかし魚の反応は芳しくないようで時々デカサゴなどが水揚げされるものの
ジグの他にインチクや鯛ラバやワームなどを使ってみてもどれもぱっとしません。
釣れる気配のない時は時間が経つのが遅いものですがこの日も例外ではなく、
もう10時くらいかな→9時 もうお昼かな→11時前 と非常にイカン感じです
まあでもこういう時はちょっと力を抜かないとね
とりあえずジグを変えて、リーダーをチェックして、おむすびでも食べよう。
ドカットに座ってまったり作業をしているとなにやら船の後ろの方が騒がしくなりました。
どうやら水汲み用のバケツをお客さんが海に落としてしまった際に、
バケツについていたロープがスクリューに絡んでしまったみたいです
エンジンを止めてスクリュー上の床をはぐってロープを外そうと苦戦されていましたが
ちょっと上からロープを外すのは無理そうな感じ。
しかし無理にプロペラを回転させてシャフトがどうにかなったらえらいことです。
しかし芳美丸には最終兵器がありました。
船が新しくなる際にこういう場面を想定して船長と副船長がダイビングの資格を取得、
いつなにがあってもいいように船にダイビング装備が常に載せてあるのです。
で、問題はどちらが海に入るか、ですが…
船長 いやいいんよ俺が行っても 別に構わんのよ
船長 でもホラ副船長としての気概を見せるとかあるじゃん?
副船長 そんなん言われたら行くしかないじゃん
ほほぅ…これが世間で話題のパワハラですな。
ということで有福副船長が海にIN。(画像は芳美丸HPからお借りしました)
その甲斐あって絡んでいたロープは解かれ、私たちの漂流は終わりを告げたのでした。
で、釣り再開。
副船長 さっきの場所もう一回流してみるよ〜
副船長 反応出てきたね〜 もう少しで反応の中入るよ〜
副船長 もう少ししたら次の反応入るよ〜
有福副船長の柔らかいアナウンスが響く中、もくもくとジグをシャクるお客さん
船長 前の方なにしよるんね!
船長 ポイント前から入りよるのに後が一人舞台よ!
うおう!船長の怒号が飛んでくるので気が抜けねえ!
気を抜かずにがんばっていたら夫とほぼ同時に青物ダブルヒット。
夫は80オーバー、私は70ちょいのハマチ(両方激痩せ)が釣れました。
で、最終的はハマチ2本、ヒラメ2枚、チカメキントキ1匹、カサゴ5匹、アヤメ1匹で終了。
写真はハマチ&ヒラメ&カサゴをおすそ分け後のものです。
ヒラメとチカメキントキは夫にしかこなかったのでちょっと残念だったなあ。
今年は芳美丸のトーナメントにエントリーしたので
エントリーの証、オリジナルTシャツをいただきました。
速乾性の生地でパキっとした黄色で困り顔の根魚がかわいいです。
次回はこれを着なくては。
今回の釣行はいろいろ盛りだくさんだったので楽しかったです。
和田船長、有福副船長ありがとうございました。
色々書きましたけど、次の予約の電話を断らないでください