季節限定のネッカ鰤を釣るために今年も宇和島に行ってきました。
去年行ったのは4月に入ってからで若干遅かったので
去年のネッカ状況をHPで振り返り、潮汐表で宇和島の潮を考慮し、夫の仕事の状況を確認しながら
3/21を釣行日に決定しました。
前日に宇和島入りする為、20日の金曜日に広島を出発。
去年はしまなみ海道を使って車で行きましたが、今年はフェリーです。
天気も良くっていい感じ!
2時間半で松山に到着。
ぼちぼちとシタミチで宇和島を目指します。
途中で絶対に行きたかったパン屋に立ち寄ることも忘れません。
そのパン屋の名は『パン・メゾン』
現在、日本中で猛烈な勢いでの広がりを見せている塩パンの元祖のお店です。
店内は平日の昼とは思えない大混雑ぶりですが、無事に目当ての塩パンゲット!
焼き立てで外側はさっくり、底部分はバターで揚げた感じでかりかり、中はもっちり。
愛媛に出張に行くと夫が買ってきてくれるので塩パンを食べるのは初めてではありませんが
やぱり焼き立ては格別ですなー。
その後釣り具屋に立ち寄りジグなどを追加で購入しつつ午後4時半に宇和島に到着。
さ、今日は早めに休んで明日のジギングがんばらねば。
でもその前に、
今年も来ました『ほずみ亭』
カツオのたたき、ウツボのたたきをはじめとして
走り貝(ちゃんばら貝)やマハタのアラ煮、ホタルジャコのすり身揚げなどを食べ、
宇和島に来たらやはりこれ、鯛めし(夫はアジが入った日向めし)
今年もおひつにがっつりとご飯が盛られて登場です。
いやー、おいしかったなー、満足満足、ということでホテルに帰って就寝。
翌日4時10分起床。
素早く身支度を整え、釣り装束に身を包んで宇和島市津島町を目指します。
今年もお世話になるのは
西村遊漁の孝丸です。
西村船長にお会いするのも一年ぶりで楽しみだ!
朝6時、満員のお客さんを乗せて近家港を出発です。
全員本気でネッカを狙いに来ているので持ってきているクーラーがくそでかい!ロッドが太い!
それに比べて我が家のタックルの非力なことよ(一番強いタックルで4番)
他のお客さんから「せめて80オーバーのヒラマサとれるくらいのタックルがないと…」と言われた夫は
少し不安になったようですが、それよりもネッカがくるかの心配の方が先じゃ!
ほどなくその日最初のポイントに到着し、我が家の熱い一日が開始となりました。
船長のお話では今シーズンのネッカは開始が遅れているそうです。
去年は遅く、今年は早いのか、と自分たちのタイミングの悪さを軽く呪いつつ
ジグをしゃくしゃくしてみますが、海からの反応は芳しくないようです。
去年は青物の気配は少なくても根魚(デカサゴ)がもりもり釣れましたが
今年は底の潮がイマイチ動いてないらしく根魚の反応もよくありません。
うーんうーん、なんか打開策はないもんか。
そんな時には周囲を観察です。
船上のお客さんはみんなシルバーのセミロングジグを使っているようですが
青物の気配が薄そうなので私はとりあえず根魚を確保しておこうとジグのカラーを交換。
去年は確か赤金がデカサゴに大人気だったよなー。
で、赤金のカンパチハオリ(旧)にジグを交換して底をとること数回、
ドンッという手ごたえとともにロッドが海面に突き刺さりました。
ネッカ対策にドラグをガッチガチにしめたオシアジガーリミテッド1500からヂヂヂヂと糸が出て行きます。
隣のお客さんから「これ青いんちゃうん?デカイで」と言われたところで内心ニヤリ。
ポンピングしながら慎重にリールを巻きますが、走られると糸が出ていきます。
船長の応援を受けながら全力で浮かせた魚は
コブダイじゃねえかああああああ!!!!!
なんで宇和島まで来てコブダイ…妙に赤いし…しかもデカイし…(70オーバー)
大事なカンパチハオリにはコブダイの歯形がしっかりとついていました。
ああもう腹立たしいとジグをはずしてコブダイを海にドボン。
お前なんか海に帰れ!
でもこのコブダイ、隣のお客さんが回収してお持ち帰りされていました。
すごいなーあれを捌くのかーと妙なところで感心。
その後、時間をみながら船長が選んだポイントでみんながんばりましたが
残念ながらネッカ鰤は船中0で終了。
ネッカになりかけっぽい鰤が1本いましたが本ネッカはもっと太くてパンパンだというお話でした。
我が家の釣果は
夫:ハマチ2 鯛1 カサゴ2
私:ヤズ3 カサゴ2
青物ジギングはやはり男性の方が分がありますなー(ため息)
午後からは腕の力がなくなってジグが跳ねなくなっているのが自分でも分かりました。
船長の配慮で早めに終了していただいたおかげで無事にフェリー最終便に間に合い
広島の自宅に到着したのが午後11時。
でもその間に悪夢のような出来事が目白押しとなりました…。
・フェリーの時間を間違えていて超ギリギリに松山観光港に到着
・あわてて乗船手続きをして車を待機場所にまわすその間3分の間に乗船券紛失
・泣きながらまるまる買い直しで乗船、なくした券はいまだ見つからず…
・船内で頼んだ天ぷらうどんに天ぷらを入れ忘れられる
・乗船前に半券をおっちゃんに渡したはずなのに船内放送で呼び出されて乗船処理されてないと言われる
・夫がジグケースを紛失しているのが判明
やっぱり余裕がないのはダメですね…。
西村船長にもご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
これに懲りずにまた乗せてください(懇願)
そんなこんながありましたが、過去は振り返らない!
とりあえず翌日は鯛をお刺身に、ハマチをお刺身となめろうにしてみました。
なめろうが驚きのうまさ。
やっぱり宇和島の魚は臭みが全然ありません。
瀬戸内海となにが違うんだろう?カキの存在かな?
…来年こそネッカ鰤を獲りたいと思います。