美しい瀬戸内の夜明け。
冬の訪れを感じさせる冷え込みの中、
朝霧湧く海面の向こうより出ずる太陽に思わず手を合わせて願います。
魚がいっぱい釣れますように!クーラーがいっぱいになりますように!
今日は楽しみにしまくっていた天使Kさん(天使Nさんのお友達)チャーターでのタチウオ&ウマヅラ釣りです。
今期のタチウオは序盤からあまり良い話を聞きません。
実際先々週に一度タチウオ釣りに出ましたがド貧果といってもよい結果となりました。
ブログを更新する気持ちも雲散霧消しよういうものです。
しかし、あれから少しは状況が上向いている かも しれないし、
タチウオが釣れなくてもウマヅラ山ほど釣って帰ればいいやーとあくまでも気楽に船に乗り込みました。
1時間ちょっと走って船はタチウオポイントに到着です。
30隻くらいの船団がすでにできていて、周囲を見渡すとぼちぼちとタチウオが水揚げされています。
早速前回の釣行で反応が良かったピンクのメタルジグをおとしてみます。
着底後、ややゆっくり目のピッチでぽよーんぽよーんとシャクっていると
20シャクリ目でガツ!としたアタリがありました。
でもあんまりひかないな、と思いつつ上げてみると幅5センチくらいのひょろひょろさん登場。
ちょっとかわいそうなサイズかな(笑)とリリースして、ジグを落とすとまたすぐにアタリ。
そしてひょろひょろ登場。
どうもこの辺りにいる群れはサイズの小さい個体が多いらしく、
船中でもみなさんひょろひょろばかりを釣っています。
そんな中アンチョビミサイルターボを「ちょっとした仕入れ」と私に言われるほど大人買いしてきた天使Nさんの心がぼっきりと折れたらしく、こんな小さいのを釣るためにに来たんじゃないもーんなどといいつつ船中を徘徊しはじめました。
まさにフリーダムです。
結局PM1:00くらいまでやったもののタチウオのサイズはあがらないまま。
午後からはウマヅラ釣りへとバトンタッチです。
よっしゃ!この時を待っていた!
移動中にいそいそとタックルの準備をし、針にエサまでつけて今か今かと釣り場への到着を前のめりで待ち構えていると
船がぐいーんと減速しました。
ん?ここ?でも根がありそうな場所じゃないよね?
周囲をきょろきょろと見回すと少し先の海面で小さくなにかが跳ねたように見えました。
お!あれはなんだ!?
それは天使Nさんが投げたペンシルでした…あんたなにしてんの…。
鳥がちょっと多めに休んでいたから投げてみた(Nさん談)けどナブラは不発。
そこから船がちょっと走ってウマヅラのポイントに到着しました。
船長の話ではここ数日で2℃ほど水温が下がったそうです。
確かに竿先に感じるアタリがもじもじとした感じでなかなか食い込まず渋い感じ。
しかしそんなことはものともしないでウマヅラを釣りまくる私と夫。
もうすでにどうやって食べるか、どこに配るか、しか見えていません。
あっという間に血抜き用のバケツは真っ赤に染まり、
ウマヅラの断末魔の大暴れで血が濃く混ざった海水が私と夫にかかりますが黙々と釣り続けます。
その様子をみた船長から「鬼」と言われましたが、あたし全然平気!
結局クーラーに入りきらなくなった分をご一緒したみなさんに貰ってもらいました。
おーほっほっほ、ひれ伏すが良いとか思ってません。ほんとです。
そういえばウマヅラ釣りの途中のことでしたが、
仕掛けを棚になじませていると、コツンと硬いアタリがありました。
即アワセするとウマヅラ用にがっちがちにドラグをしめてあるにも関わらず
ラインがリールから引き出される強い引きです。
でもアホな私は
すげえでかいウマヅラかかった!(喜) くらいにしか思わず
ほとんどゴリ巻きで魚をあげたところ、なんか灰色っぽい魚が姿を現しました。
ん?チヌか?
グレ(約40cm)でした。
山陰でコッパグレくらいしか釣ったことがないので本気でびっくりしましたが
スマホの充電が切れていたので私の手元に画像がありません…。
(夫が持ってるはずなので近いうちにアップします)
こんなの瀬戸内海にもいるんですな。
そのグレの半身はたたきになりました。
結構あぶらがのってました。
もう半身は塩焼きにしましたが身がぶりぶりで反りまくってえらいことになりました。
肝いりのウマヅラはやっぱり煮つけですなー。
他にも薄造りや鍋で食べましたがウマヅラを食べつつ日本酒を飲むと冬って感じがします。
次回は2週間後にウマヅラ一本やりで出撃の予定です。
やる気まんまんです。