5月初旬といえば、ゴールデンウィークもさることながら
春アオリや鯛ののっこみで今年の釣りシーズンが開幕したなと実感する時期です。
ということで我が家もうきうきしながら釣りに行きました。
まずは山陰で春のデカイカを狙います
去年唯一のキロアップを釣った三隅火電波止に今年もお世話になろうとしましたが、
嗚呼、なんということか。
またもや火電波止では春の浚渫工事絶賛施工中で、
港の入り口付近でういーん、がこーーんとアオリイカを追い返す勢いの音がしています。
夜明けから朝10時近くまでシャクりましたが反応はまったくなく、
夫がコウイカを1杯釣ったところで沖の波止の方に移動しました。
デカイカの夢がはかなく消えたので夫はショアジギで青物狙い、
私はワームで根魚を探ってランガンし、カサゴにちょこちょこと遊んでもらいましたが
お昼が近づくにつれ風が強くなっていき、ルアーを投げることもできなくなったので撤収しました。
それなりに遊べたし満足満足、翌日の鯛に備えて体力温存です。
しかし…家に帰って判明しました。
どうやら私たちは三隅の波止にリールを忘れて帰宅したみたいです。
三隅の渡船屋に電話して問い合わせましたが届け出はありませんでした。
ううう、よりによってキャタリナ3515を紛失するとは…
そして翌日。
約半年ぶりに愛裕南丸での鯛釣りに行きました
勝山船長には「全然きてくれんのじゃけー」などと言われましたが
行きたくても空いてなくて予約がとれねーんだよと言いたいところです(言いましたが)
乗船する桟橋にいたときにはあまり感じませんでしたが
ポイントに近づくにつれ風や波が強くなっていきますというか立派な時化です。
てっきりポカポカ陽気で凪の鯛釣りになると思って薄着で来たので寒い
しかし他のお客さんの中には半パンの人もいるしそのうち暖かくなるのかなー。
と思いましたが寒いまま釣りの時間が過ぎていきます。
勝山船長によるとここ最近はひとつテンヤよりも鯛ラバに断然分があるそうで
それを聞いた私と夫は海老どころかタックルすら持たずに来ました。
以前は鯛ラバを巻いていてもすぐに飽きて
なんらかの生命反応があるひとつテンヤばかりやっていましたが、
誘導式の鯛ラバの登場以来飛躍的に釣果が伸びたこともあって
”鯛さえ釣れればどっちでもいい”という姿勢を貫いて釣りをしています。
で、開始そうそう船中でパタパタとアタリが続き、
私も一流し目で小ぶりながらも鯛1枚目をゲット
今日はもしかしていいんじゃない?いいんじゃない?
速やかに鯛のエラにナイフを入れて鯛ラバを投入、するとまたもや鯛がかかりました。
うおおー!一流しで2枚とかこれはミラクル!
隣で夫が右手にロッド、左手にタモの二刀流スタイルで鯛が上がってくるのを待ってくれてましたが
私が夫の方に鯛を寄せるのと、夫が鯛にタモを差し出すのが奇跡のタイミングでぶつかり
夫がタモの枠で鯛をドツくという事態が発生。
そしてその拍子に針が外れた鯛は海中にスタコラと逃亡していきました、なにしとるんじゃこらー!
しかし、その後も順調に鯛の水揚げが続き、
今期初の愛裕南丸は私4、夫1の5枚で終了
私の最大サイズは59cmで愛裕南丸の鯛ダービーエントリーには1cm足りませんでした。
でも良いのです、なにしろのっこみの鯛ですもの。
これこれ、これですよ。
白子も真子も超うまい。
まだ抱卵手前の鯛は身もしっとりしててこれもうまい。
あまりに身がおいしいので昆布〆も作りました。
柳井の橘果酢(青いみかんで作った果実酢)で作った三杯酢で食べると
思わず唸るほどの美味しさでした。
そのほかにもアラ炊きや鯛めしで春の鯛を堪能しました。
5月はまだまだ鯛ののっこみが続きそうなので
また近いうちにロッドを抱えて鯛を釣りにいってこようと思います。