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魚釣り
ネッカ鰤を求めて宇和島に遠征してきました
ネッカ鰤とは養殖用のエサを食べて育った野性のブリのことで
パンパンに肥えている上に寄生虫もおらず、力が強くてパワーファイト必至という
養殖と野生のハイブリッド青物と呼ぶべき夢の獲物です
まさに釣ってよし!食ってよし!
ということで11日の金曜日朝7時、
今日は宇和島市内で前泊して翌日シャクり倒そうぜと鼻息荒く出発しました。
朝8時半にも関わらず小谷SAでソフトクリームを食べることも忘れません。
相変わらずうめえ。
尾道からしまなみ海道を通り、今治から松山へ。
松山市内で釣具のフレンドの本店と松前店に立ち寄ってフックやジグを補充し
準備万端で宇和島に向かいました。
ホテルにチェックイン後、しばらく部屋でゴロゴロした後に向かったのは
もう一つの旅の目的地、ほづみ亭。
ここは居酒屋探訪家の太田和彦さんが日本百名居酒屋に選んだお店で
宇和島近海でとれた魚と郷土料理が自慢なんだそうです。
それじゃいってみましょう!レッツ地物祭り!
高知でいうちゃんばら貝(宇和島の呼び名を忘れてしまいました…)
お刺身盛り合わせ(鯛、さわら、鰹、ブリ)
鰹のたたきとのれそれ
のれそれは初めて食べましたがうまいですねー。
アナゴになるまで待てない!稚魚でも食べちゃう!という気持ち分かります。
この他に媛っこ鶏の塩焼きや宇和島名物の鯛めし(私)&さつま飯(夫)を食べ
生ビール中→日本酒→ハイボールとアルコールを摂取して
心置きなく宇和島の夕食が終了。
鯛めし(鯛のお刺身が入った卵ご飯)が感動的な美味さで驚きました。
以前自分で作った時もそれなりにうまいと思いましたが本場で食べると別物です。
やー、のっこみも近いし今度自分で釣った鯛で再度チャレンジしようっと。
満腹でホテルに戻り、翌日に備えて午後11時に就寝。
そして翌日の朝4時起床、5時にホテル出発し
定刻通り6時に宇和島市津島の西村遊漁の孝丸に乗り込みました
西村遊漁の船長さんはネッカ鰤を釣らせることで有名だそうで
この日は広島から来た私たちの他に徳島から来られた団体さんもいらっしゃいました。
青物の船なので船もでかいですが客が持ってきてるクーラーがまたでかい。
私たちもこの日の為にシマノのスペーザ ホエールライト600を新調しましたが
長寸80cmの我が家のクーラーが小さく見えるくらいのブツをみなさんお持ちでした。
これだけでネッカ鰤への期待と意気込みが量れようというものです。
今回、ネッカ鰤に対して用意したタックルは
TENRYU JIG-ZAM DeepRider 581S-4+SALTIGA 5000(夫、私共)
これでネッカを手にしてやるぜ!
しかし船長さんの話ではすでに宇和海へ黒潮が入ってきてるらしく
潮の動きが非常に悪い情況なのだそうです。
船長「じゃ、午前中は拳骨やって昼イチでネッカポイントに入るよ」
宇和島沖では拳骨カサゴと呼ばれるでっかいカサゴが釣れるので
この魚目当てに宇和島に来る釣人も多いんだそう。
ジグだとエサ釣りよりもさらにデカいサイズが狙えるとのことでこれまた熱い!
根魚なので基本スロージギングとなります。
この日のスロージギング用のタックルはこちらです。
夫 PARMS MTGC633SF+OCEA JIGGER LIMITED1500HG
私 DAIWA CATALINA64B-4+OCEA JIGGER LIMITED 1500HG
金色に輝くオシアジガーリミテッドはこの日の為に購入しました。
宇和島遠征で使い初めです。
ちなみに私のロッドのキャタリナも購入して半年ですが使い初めです。
そしてあっさりと入魂完了。
この拳骨カサゴと飛ばれるデカサゴのありえない大きさ。
ちらりと写りこんだオーシャングリップと比較して欲しいです。
何年生きてんだ、お前。
船長の危惧通り、潮の動きが悪いまま午前の時間が過ぎていきます。
試しにネッカポイントに入る→根魚に戻る を繰り返しているうちにこの日の拳骨パターンを確立した私がデカサゴ入れ食いモードに突入し、ロッドを支える左腕が痛み始めたお昼前にそれはやってきました。
拳骨ポイントを流しているとまず私がヒット、間髪いれず夫もヒット。
ロッドを絞り込むような強い引きで2人のロッドを海面に突き刺さりました。
私「くわー、これはでかいw」
夫「間違いなく拳骨サイズじゃのー」
最初は2人ともでかいカサゴと信じて疑いませんでしたが
魚を中層に浮かせた頃からガチガチにドラグを締めていたジガーから
ジジジジジジジと糸が引き出されるようになって、
夫「これ青物じゃのー」
夫の言うとおり青物でした。
80cmオーバーのブリ(ネッカに在らず)
根魚用のタックルだったのであげるまでに時間がかかりましたが
魚が走るたびに「ロッドが折れませんようにー!」と祈るような気持ちでした。
無事にとれてよかった。
その後もネッカポイントの様子を見つつカサゴを釣り続けましたが
残念ながらこの日のネッカは不発に終わり船中0匹で終了。
でも初めての宇和島で青物を釣ることができたしカサゴは大漁で私と夫は大満足。
夫の必死の運転でなんとか松山発広島行きのフェリー最終便に間に合って
無事、土曜日のうちに帰宅することができました。
翌日は朝から魚を捌く捌く捌く。
その合間に一番大きかった拳骨カサゴを計量した結果、
体長45cm
重さ1423g
これは腕が痛くなるわけだ。
宇和島は初めて行きましたがとても良いところでした。
なによりもあの綺麗で穏やかな海ではぱんぱんに太ったブリが走りまわっていて、
少し根のある場所では冗談みたいに大きなカサゴが石の上に乗っかったりしているんだな、と思うとなんとなくほほえましい気持ちになります。
海の男!って感じの孝丸の船長さんも親切で気持ち良く楽しく釣りができました。
また来年ネッカリベンジに行きたいと思います。
たまには遠征もいいもんですねー。