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- 2018.02.22 Thursday
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JUGEMテーマ:魚釣り
6月のある日、夫が私に言いました。
夫 7/15に内山くんのとこで青物キャスティングいれたから
それはいいんですけど、この日は小潮なんですが大丈夫?
おまけに翌々日にはひとつテンヤでアコウ&鯛の予定もあるんだけど大丈夫?
ただでさえ7月は週末のたびに連続して釣りの予定が入っているのに。
でもスイッチが入ってしまった夫には私の声は届きません。
西方面の青物が超久々だったせいもあり、完全に現場感覚を失った私たちは
割と気楽に当日を迎えました。
本日は13:00出船で夕マズメまでのナブラを狙う予定です。
前の週で割と釣果がよかったこともあり夫も私も内山君も明るい気持ちで海に出ましたが
なんもいない
海の中はびっしりと小イワシらしきものが映っていますが
海面は平穏そのものです。
じゃあ夕マズメまで青物はおいといて鯖のなぶらでもいってみますかと移動しても
そこも休戦状態です。
じゃあ誘いだしで瀬を狙いますか と投げてみても反応がなく
私は早々にキャストを諦めて鯛ラバを巻き巻き。
暗くなるまで(主に夫が)がんばりましたが青物に姿を見ることはなく
よく考えると小潮だもんねというごく当たり前の結論に達しつつ港に還りました。
その2日後、今度はしまなみ海道付近でのひとつテンヤでの出撃です。
朝から日差し全開でクソ暑いですが、活きエビも手に入ったしやる気まんまんです。
この日はどうやら同船の方々の中に釣りガールがいるらしく
船を待つ間、楽しげなかわいらしい声が港に響いています。
やっぱり女の子がいるとグループが明るくなっていいわねーと思いつつ
海風にむせて咳をしていると
夫 釣りガールがキャッキャと言ってる横でおばはんがげほげほ言うとるね
そうですね 確かにそうですね なんか文句あるんか。
でも頭に浮かんだ対比の光景が面白かったので自分でウケてしまう情けなさ。
そんなことをしているうちに船が到着し、釣り場に向けて出発しました。
この日もよい天気です。
でも梅雨明け直後の海はまだ海水温が上がっていないので海風は冷たくて気持ちいい。
真っ青な空、夏海の魅力を満喫です。
でもそんな気持ちのよい海からの反応は芳しくありません。
船長ががんばってあちこち船を移動させているうちに
船の前で釣っていた釣りガールにでかいアコウがヒット!
おおお、これはがんばらねば!
しかし前々日の疲れが私の頭をぼーっとさせます。
どうやら夫も同じらしくアタリがあってもうまく魚をのせ切れません。
船長特製のリリーサーで小さい魚をリリースしてもらいながらでかいのを狙いましたが
最終的にはこんな感じで終わりました。
小さめアコウは浮き袋&目が飛び出しすぎたもののみキープ。
鯛が産卵からだいぶ回復しているようなので
船上で魚の内臓とエラを出しながらこれはよさげだと思っていましたが
刺身が超きれいでうまい!
先月の時点ではまだ水っぽくスカスカな感じでしたが一カ月でかなり回復してました。
鯛そうめんも鯛の出汁がよく出ておいしいです。
夏の味だなー。
鯛飯も当然ながら安定の美味しさ。
私は翌日の鯛飯に鯛を煮出してとった出汁をかけて湯漬けにするのが一番好きですが
夏だと麦茶をかけても香ばしさが加わって超うまい。
ほんとだってば!
アコウは贅沢に3匹体制でしゃぶしゃぶにしました。
身の透明感が食欲をそそります。
一番外側に並べている身はお刺身でも食べられるようにかなり薄切りにしてます。
夏に食べるアコウの鍋もうまいですなー。
小さめのアコウは我が家定番のアクアパッツァにしました。
豪華に一人一匹で饗されております。
カサゴで作るのもいいけどアコウもうまい。
ワインがんがんいけます。
ああ、海の日3連休はよく遊んだ。
しかし夫の心の中では青物への情熱の火がくすぶっていたようです。
夫 7/22に内山くんとこでリベンジ
お前またか!
でもお願いしてしまったものは仕方ありません。
今回は前回の反省を踏まえてジギングも持参、出船時間も1時間早くしました。
今回は大潮なのでさすがになんか出るだろう、と思っていましたが
ナブラが出ても単発で、船で向かうとすぐに沈んでしまいます。
鳥も時折海に下降する動きを見せたり、一か所に固まったりしたりで
まぎらわしいのなんのって。
海面のざわめきと鳥パト隊(鳥パトロール部隊の略)のおかげで翻弄されまくりです。
でも夕マズメ近くで念願の青物のアタックが私にやってきました。
ぐんぐんぐーん!と力強い引き、ジジジジとなるドラグ、うおおおおこれこれこれー!
ジギングでキターーーー!!!wwwwww
やる気のある群れが入ってきたのか周囲の船でもロッドを曲げている人が複数。
よく見れば夫のロッドも曲がっています。
最近はベイトロッドでしかというかスローでしかジギングをしてなかったので
久々にスピニングでジギングをして久々に魚がかかった、もうそれだけで感無量です。
やっぱ、青物たのしー!!
とりあえず持って帰る魚ができたので、
最後に一発大物狙いをしようとポイントを移動し、待つこと小1時間。
瀬の近くにばっしゃんばっしゃんやりんさっている魚たちを発見しました。
船を近づけても沈む気配がなく、ウルトラチャンスの到来を予感させます。
まずは夫が船の先頭から第一投!
一瞬魚がかかりましたがフッキングが浅くバレてしまったようです。
群れが沈むことを心配しましたがそんな様子もないのでサイド側から私がキャスト。
割とよい位置にルアーがおちて、期待を込めてラインを巻きはじめたその時、
夫が全然周囲を確認することなく投げた2投目、
夫のルアーのテールフックが私のラインをすくってしまいました。
あああああ、せっかくのチャンスが。
私 なにしよるん!ラインひっかけとるよ!はよ回収して!
夫 え、あ、ラインかかっとるんか
テールフックにラインがひっかかって巻いているだけで絡んではいないので
焦りつつもラインを急いで外しにかかりましたが
ルアーから糸が取れた時にはナブラも沈んでいました…。
船長 ツキが無い時はこんなもんですよね〜
そうなんよね。
ほんとにツキがない。
タイミングが1秒でもずれてれば、
夫の振りかぶる角度が少しでもずれてれば
ラインをひっかけることなどなかったというのに。
というかちゃんと周囲を見なさいよ。
夫 悪ぃ悪ぃ 投げるとは思わんかったけえ
( っ・∀・)≡⊃ ゚∀゚)・∵. 投げるにきまってんだろうが
内心、本気で頭にきましたが怒ったところでナブラは戻ってきません。
怒らない代わりに脱力感で無言の私を見て夫もまた無言。
まーしょうがないねーと言いつつ港に戻りました。
帰港時間は20:30でした。
内山君、遅くまでありがとうー!
終わってみれば小イワシを食べて丸々としたハマチが3匹。
背中がメラメラとしてて旨そうです。
青物を捌くときは 虫がいませんようにー! と祈るような気持ちですが
祈りが通じたのか内臓にも身にも虫はついておらず、
ほどほどの脂のノリのきれいな夏ハマチでございました。
以前、どこかの船長から、梅雨明けの短い期間に釣れる青物の中で
小イワシを食べて瀬にもまれているせいか
アブラアブラしてない上品な脂のノリの異様に身が旨いのがいると聞いたことがありますが
今回の青物は、あの船長が言ってたのはこんな感じなのかなーと思うような旨い魚でした。
刺身ももちろん旨かったのですが、ヅケが最高でした。
我が家で青物のヅケを食べるときはすりごまをまぶしますが
ゴマの風味が薄れるくらいの魚の旨さで、
正直魚をおすそ分けせずに全部うちで食べればよかったかなと思ったくらいです。
夫はまだ青物に未練を残しているようですが
さすがにあの日程で釣りをすると私の回復が追い付かない。
疲れのせいか仕事でも書類のミスが連発したことを思い出し
気持ちを引き締めつつこの夏も適度に釣りをしていきたいと思います。